COPYCENTER GALLERYにて、アーティストコレクティブ「seesaw」によるイベント「seesaw vol.1 夏祭」を開催いたします。
日本における夏祭りは豊作祈願や疫病退散、先祖の霊の弔いを主な目的として行われてきました。
台風や害虫、疫病の被害によって、本来実るはずだった作物が収穫の時期を迎えられずに畑の肥やしとなってしまうことを防ぐべく、悪いものを追い払うために村一丸となって一夜限りの儀式を執り行うのです。
さて、あらゆる情報へのアクセスが容易になった現代に生きる、わたしたちにとっての台風や厄災とは一体なんでしょうか。
強風から身を守る方法も、擦り傷を治す方法も、今では探しにいくまでもなく簡単に手に入れることができますが、簡単に手に入るものがあまりにも増えすぎてしまったことは、技術の進歩がもたらした災いとも言えるのかもしれません。
写真は今や簡単なものになりつつありますが、わたしたちが信じている写真というのは決して単純な自己呈示の道具ではなく、他者や世界への理解と繋がりの可能性を持った術であると考えています。
芸術が呪術なのだとしたら、今までとこれからの厄災の数々を祭りの場で弔うことができるのではないでしょうか。
ぜひ目撃して、体験してください。
今回は祭りに相応しい遊戯や催しを複数用意しています。
2025年9月13日土曜日、東京・板橋のCOPYCENTER GALLERYでみなさまのお越しをお待ちしております。
開催概要
seesaw vol.1 夏祭
日時: 2025年9月13日(土)
会場: COPYCENTER GALLERY (東京・板橋)
open: 16:00-
event: 19:00-
Guest
- TsubasaNaito
- 武宮太雅
- Rhyme.
- seaketa
ZINE 販売会
「seesaw vol.1 夏祭」では、昨年多摩川河川敷で行われたイベントにて配布したZINE「See/saw vol.0」に続き「See/saw vol.1」を販売予定です。
出品ご希望の方は9月6日(土)までに seesaw のインスタグラムアカウント(@____see.saw____)、もしくは weareseesaw.p@gmail.com 宛に下記の情報をお送りください。
- 作家名
- タイトル
- 販売価格
- 振込先
販売価格の上限はありませんが、ギャラリー側にマージンが発生しますので、ご了承ください。
当日会場へ持ち込んで頂き、購入された場合は後日口座へ振り込みされます。
当日飛び入りでのお持ち込みも可能です。
作品展示
会場では展示をしています。こちらも参加型の展示になっており、作品も持ち込んで頂けます。
お持ち込み頂いた作品は随時地下の空間に搬入していきます。
- 写真作品(写真作品と思っていれば可)
- 会場を汚さない物(汚さない方法であれば可)
- 当日搬入、搬出できる物
- 縦横70cm以内
持ち込めるかのご相談は前田 (insta: @qiantianrina31) までご連絡ください。
seesaw プロフィール
堀江弥游 (ほりえみゆう)
1998年生まれ。2020年日本大学芸術学部演劇学科卒業。2024年東京綜合写真専門学校研究科卒業。実在した物体や人と人の距離を時間の流れの中から切り出し、再構築することで過去・現在・未来を新たに繋ぐものとして写真・インスタレーションの制作を行う。近年の展示として、2025「明るい部屋」ほか。
小林央河 (こばやしおおが)
2002年生まれ。東京総合写真専門学校卒業。デバイス上の画像と触れ続けることで、あたかも実体のない画像と接触しているように感じる錯覚から、画像を3Dソフトウェアなどの手法を用い立体化・3Dプリントすることで、画像から新たな媒体を作り出し、その実体に触れられるのではないかと考え制作を行っている。
前田梨那 (まえだりな)
1997年生まれ。和光大学芸術学科卒業。 写真やインスタレーション作品の制作を通して、失ったものや持っていないものを手に入れようとする試み、再現について考えている。 近年の展示として、2022「現代写真のアナキズム」,2023「Tide Land」ほか。
tete
1996年生まれ。東京総合写真専門学校卒業。写真の平面的な特性に興味があり、その可能性を研究し続けている。