柴田勇紀よる展示・パフォーマンス「降ろし留める」

柴田勇紀「降ろし留める」展覧会ビジュアル

 

この度COPYCENTER GALLERYでは、柴田勇紀による展覧会・パフォーマンス「降ろし留める」を開催いたします。

柴田勇紀は、衣服と着用者を取り巻く場を支持体とし、「着装(着ることと装うこと)」を鑑賞形態とする作品体験を制作する作家です。

展覧会概要に代えて|生命を降ろし留める

本展は、「着装(着ることと装うこと)」についての連続展示の第一回目です。開催に際し、柴田は「着用とは、特定の場に生命を降ろし留めることである」という発見から制作を開始しています。

生命を降ろし留めるとは、着用者が衣服を着用するために、さまざまなアイデアを通じて能力群――たとえば妥当性の判断や対応する能力、把握や理解など――を実践し、それらを着用者と衣服を取り巻く場に降ろし、留めることを指します。

わたしは着用によって能力を対象化し、これまでにない操作を行ったり、世界に対する態度として新しい表現を行ったりすることができます。

それらの実践に通底するのは、わたしが「生きる」ということは、目の前に現れるあらゆるアイデアに、さまざまな能力を用いて応答することである、という前提です。

生命が能力の集合であるならば、わたしが生きるうえでできることは、自らの生命を構成する諸要素を組み合わせながら、可能なことと不可能なことの検証に取り組み続けることなのかもしれません。

そのため柴田の作品は、まさにこの文章の眼前にいるわたしが、自らの生命における衣服の意味を探究し、衣服を通じて自らの能力を詳らかにし、それらの能力を操作するための装置として存在します。同時に、新しい能力や、世界に対する新たな応答方法を得るきっかけを与えるものでもあります。

パフォーマンス|生命の厳格さを探究する

8月22日(土)のパフォーマンスでは、本展において提示される概念の一つである「生命の厳格さ」を、2人の舞踊家・音楽家が特殊な振付方法によって探究します。

柴田によれば、厳格さとは、独りで十全に世界に応答するために、生命の輪郭を決定することです。

厳格さは、能力を降ろし留めるための枠組みとして使用されるだけでなく、さまざまな事柄に応答し、自らの態度を決定するためにも重要なものです。

柴田は衣服を「ライフウェア(生命―衣服)」として捉え、ファッションでも衣装でもない、生活において使用される衣服の在り方を探っています。

「着装」という鑑賞形式は美術史において特殊ではありますが、私たちが日常生活のなかで物事を理解するのと同じように、身体と経験を通じて理解できるはずです。

松下元昧(寄稿文)

開催概要

展覧会名 柴田勇紀「降ろし留める」
会期 2026年8月19日(水)〜8月30日(日)
開場時間 13:00〜19:00
予約枠 13:00〜16:00
一般枠 16:00〜19:00
会場 COPYCENTER GALLERY
入場料 無料
予約 予約フォームはこちら

公演「厳格さの検証:ふたりの着用者をもって」

公演名 「厳格さの検証:ふたりの着用者をもって」
開催日 2026年8月22日(土)
時間 19:00〜20:00
会場 COPYCENTER GALLERY
入場料 3,000円(事前予約制)
予約 予約フォームはこちら

出演・振付

  • パフォーマー:伊藤壮太郎、seaketa
  • 振付:伊藤壮太郎、seaketa、松下元昧

Artist

柴田勇紀

衣服と着用者を取り巻く場を支持体とし、「着装(着ることと装うこと)」を鑑賞形態とする作品体験を制作する。

衣服を「ライフウェア(生命―衣服)」として捉え、ファッションでも衣装でもない、生活のなかで使用される衣服の在り方を探究している。

In English

“降ろし留める”
Exhibition and performance by 柴田勇紀

Dates August 19 (Wed) – August 30 (Sun), 2026
Hours 13:00–19:00
Reserved viewing 13:00–16:00
General admission 16:00–19:00
Venue COPYCENTER GALLERY
Admission Free
Reservation Reservation form

Performance “厳格さの検証:ふたりの着用者をもって”

Date August 22 (Sat), 2026
Time 19:00–20:00
Venue COPYCENTER GALLERY
Admission ¥3,000 (advance reservation required)
Reservation Reservation form

Performers: 伊藤壮太郎, seaketa
Choreography: 伊藤壮太郎, seaketa, 松下元昧

出展作家:柴田勇紀
宣伝美術:佐久間大進、柿崎大輔
寄稿文:松下元昧
制作協力:石井佑果、柴田有紀